今日もおつかれさま。
七輪を買ってから、いろいろ焼いてきた。
鶏もも串、長ねぎ、せせり、ハツ。
スーパーで買ってきたものを網に乗せるだけで、だいたいのものはうまくなる。
ただ、全部がそうだったわけじゃない。
「これはミニ七輪でやるもんじゃないな」と思った食材が、はっきりある。
豚トロと、ホルモンだ。
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結論:豚トロとホルモンは、網に直接乗せないほうがいい
先に結論から書いておく。
豚トロとホルモン系は、ミニ七輪の網にそのまま乗せると煙と炎がすごいことになる。
ただ、誤解のないように言っておくと、まずいわけじゃない。
むしろ、うまい。
煙も炎も気にしないなら、ミニ七輪で焼く豚トロもホルモンも普通にごちそうだ。
少し焦げてるくらいが好き、という人も多いと思う。その気持ちはよく分かる。
問題は味じゃない。
「炭火でゆっくり焼きながら、一杯やる」という、あの時間にならないことだ。
原因は、ミニ七輪の「炭と網の距離」
なんでこうなるのか。
焼きながら考えていて、たぶんこれだろう、と思ったのが炭と網の距離だった。
バーベキューコンロだと、炭と網の距離は10cmくらいが目安、とよく言われる。
脂が落ちても炭までに少し余裕があるので、煙も炎も落ち着きやすい。
ミニ七輪には、その余裕がない。
うちで使っているミニ七輪(バンドックのBD-384。カインズのK-384BKと同型)は、本体の高さが12.1cm。
これは本体そのものの高さなので、底に炭を入れたら、炭の上から網までの距離はさらに短くなる。
つまりミニ七輪は、そもそも炭と網が近い。
これは欠点というより、いいところの裏返しでもある。
少ない炭でしっかり火が入るし、すぐ焼ける。小さいからこそ扱いやすい。
でも脂の多いものを乗せた瞬間、その近さが全部こっちに返ってくる。
ちなみにカインズのミニ七輪は、近くに店舗があるなら買いに行ける。
ただ通販だと、合計5,000円以上でないと基本送料がかかる(2026年9月時点)。七輪1台だと、そこには届かない。
近くにカインズがない人は、同型のバンドックのほうが手に入れやすいと思う。
七輪そのものの比較は、カインズと和平フレイズを実際に使い比べたときに書いている。
豚トロ|中に火が通る前に、表面が焦げる
一番はっきり出たのが豚トロだった。
脂が落ちる。炭に当たって燃える。炎が上がる。
その炎が、そのまま肉に当たる。
ほとんど直火の状態だ。
だから、中に火が通る前に表面が焦げる。
焦げ目がついたから大丈夫だろう、と思って上げたら中がまだ、というのを何度かやった。
しかも、ひっくり返すたびにまた炎が上がる。
返す、燃える、よける、また返す。ずっとこれの繰り返しになる。
油も飛ぶ。
味だけで言えば、うまい。
ただ、炭火を眺めながらゆっくり飲むどころではない。最初から最後まで火と戦っている。
ホルモン|部位で、まったく違った
ホルモンもいろいろ焼いた。
シロコロ、味付きホルモン、シマチョウ、マルチョウ。
このあたりは、豚トロと同じことが起きる。
脂が多いので、煙も炎も派手に出る。味付きのものはタレも落ちるぶん、さらに煙る。
ただ、ひとつだけ例外があった。
ミノは、煙も炎もあまり上がらない。
同じホルモンでここまで違うのか、と思った。
ホルモンは食べたいけど煙は困る、という日はミノを選ぶようになった。
「ホルモンは全部だめ」ではない。
これは実際に焼いてみて分かったことだ。
換気扇をMAXにして窓を全開にしても、火災報知器が鳴った
これは正直に書いておきたい。
うちは戸建てで、キッチンの換気扇をMAXにして、窓も全開にしていた。
それでも、火災報知器が鳴ったことがある。
煙は上にたまる。警報器は天井についている。
換気していれば絶対に鳴らない、というわけではないらしい。
戸建てなら止めれば済む話だけれど、集合住宅だと自分の部屋だけで収まらないこともある。
脂の多いものを室内のミニ七輪で焼くなら、ここは知っておいたほうがいいと思う。
炎が上がったときに、やっていること
自分がやっているのは、氷を使う方法。
網の真ん中、あるいは炎が上がっているところに氷を置く。
七輪の端で上がっている炎も、元をたどると真ん中あたりの同じ炭から出ていることが多い。
だから真ん中を消してやると、端の炎も大体いっしょに収まる。
それでも消えないときは、肉をどかす。
脂が落ちなくなれば、そのうち落ち着く。
ただ、これはメーカーが勧めているやり方じゃない。
珪藻土の七輪は水に弱くて、水洗いもできない。
置くとしても網の上に少しだけで、本体に水がかかるようなことはしないほうがいい。
心配なら、素直に肉をどかすほうが安全だと思う。
それでもホルモンを焼きたいなら、ミニ鉄板が答えだった
ここからが本題。
いろいろ試したなかで、今のところこれが一番よかった、という焼き方がある。
最初はミニ鉄板で焼いて、中まで火が通ったら鉄板をどかす。
そして最後の仕上げだけ、網の上で炭火の香りを付ける。
鉄板の上なら、脂が炭に落ちない。
だから炎も上がらないし、中までしっかり火が入る。
そのうえで、仕上げの短い時間だけ網に乗せて、表面が少し焦げるくらいまで焼く。
これで炭火の香りはちゃんと付く。
もちろん、仕上げの網では煙も炎も出る。
でも、最初から最後まで網で焼くのに比べたら、被害ははるかに小さい。
油の跳ねだけは、どうやっても避けられない。
それでも、こうやって焼いたホルモンとビールは最高の組み合わせだ。
使っているミニ鉄板
キャプテンスタッグの「極厚 ステングリルプレート B6」(UG-1571)。
鉄板はいくつか使ってみたけれど、値段のわりにこれが一番よかった。
安いものだと鉄のにおいが肉に移ってしまって、自分にはだめだった(個人的な感想です)。
ステンレスの板で、厚さは6mm。
大きさは18×12cmくらいで、重さは1kg弱。日本製だ。
ハンドルが外せるから、熱いままの鉄板をどかすのも楽だった。
サイズ感も書いておく。
カインズのミニ七輪は網が20×14cmなので、ちょうど収まる。
和平フレイズのほうは左右2cmくらいはみ出すけれど、安定感は問題なかった。
焼けたものは、七輪のふちに避けておく
小さいことだけれど、これは効く。
焼けたものは、網の端(七輪のふち)に避けておく。
いいことが三つある。
脂が炭に落ちないので無駄な煙が出ない。焼きすぎない。それでいて冷めない。
ミニ七輪は網が狭いので、焼けたものを皿に上げてしまうとすぐ冷める。
ふちに置いておくと、ちょうどいい温度のまま待っていてくれる。
じゃあ、ミニ七輪は何を焼くと気持ちいいのか
こう書くと脂の多いものは全部だめみたいだけれど、裏を返せば、向いているものははっきりしている。
脂が落ちすぎないもの。薄いもの。小さいもの。
実際に焼いてよかったのは、冷凍の鶏もも串と長ねぎ。
そしてせせりとハツ。あとはミノ。
このあたりは、網に乗せて眺めているだけで焼ける。
たぶんこれが、本来のミニ七輪の楽しさなんだと思う。
室内で使うなら、換気だけは雑にしない
炎の話をしたので、こちらも書いておく。
炭を部屋の中で使うなら、換気は絶対にいる。
一酸化炭素は色もにおいもないので、気づきにくい。
窓を開ける。換気扇を回す。
ここだけは面倒くさがらないほうがいい。
自分は換気扇MAXと窓全開でやっている。
それでも火災報知器は鳴ったけれど、換気そのものは絶対に省かない。
火のつけ方はこちらにまとめてあるし、炭やトングなどの道具は一式こっちに書いた。
まとめ
豚トロもホルモンも、ミニ七輪で十分うまい。
ただ網に直接乗せると、炭と網が近いぶん、飲んでいる時間より火の番をしている時間のほうが長くなる。
自分が七輪に求めていたのは、たぶんそっちじゃなかった。
面白いのは、鉄板を一枚挟むだけで同じ食材が「ゆっくり飲みながら焼けるもの」に変わることだ。
焼けない食材があるんじゃなくて、焼き方を変えればいいだけだった。
これから七輪を選ぶなら、サイズの話も先に読んでおくといいかもしれない。
網と炭の距離は、そのまま「何を焼けるか」の話でもある。